タバスコ味のチョコ!?

第十八項、害のない仕事をする

吉祥経のつづきです。
一定の作業基準を持つ工場は、大量生産にこだわらず、製品の品質にこだわる。同様の理屈で、人間も進化し、人々の利益となる人になるならば、頭を痛め、苦しんでやるだけでなく、必ず、他人にとって害のない仕事を選んで行うことを理解すべきである。

害のない仕事とは何か

害のない仕事は、他人に迷惑をかけず、騙すことなく、自分と他人に利益を与える仕事です。人間の働く能力は2つのレベルがあります。「することができる」レベルと、「きちんとできる」レベルです。
することができるとは、仕事を終わらせるために仕事をし、製品の品質や収益については、こだわりません。

きちんとできるとは、あらゆる角度から、仕事の重要性や得失を審査し、本当に自分と他人の利益のある仕事だけを選択し、自分と他人にとって利益のない仕事はしません。簡単に言うと、しなければならないことは全身全霊を込めて完成し、よくないことは絶対しないことです。

「することができる」というのは「してもよい」ということもできます。「することができる」というのは、ほしいもの、したいことをすることで、よく検討しないですることです。例えば、多くの人は商売において自分の利益のためだけを考え、酒・タバコ麻薬など、売るものを選ばず、たとえそれが売るべきものでないものでも販売します。あるいは地位、栄誉を得るために、手段を選ばず、何でもします。「してもよい」あるいは「することができる」は一般人の普通の基本労働条件に過ぎません。